【藤田平氏の眼】阪神打線は沈む変化球対策が急務

 「阪神2-8DeNA」(13日、甲子園球場)

 タイガース打線は、沈む変化球でタイミングを外してくる投手に抑えられる傾向が強い。この日の坂本や11日の巨人戦で好投を許した高橋のようなタイプだ。スライダーやフォーク、チェンジアップといった沈む球種をうまく使われた配球にやられるケースが多い。

 これは元々、スイング時に手首を返そうとするタイプの打者が多いためだ。手首を返して打とうとすると、ボールの上っ面をたたいてしまう確率が高くなり、内野ゴロが多くなってしまう。

 好調時や速いボールには対応できる。だが、今は調子が下降気味だ。前半戦最終戦となる14日・DeNA戦は今永が先発する。低目のコースに手を出さないなどの意識が大事となる。

 また、先に触れた阪神打線の傾向や特徴から、後半戦は坂本や高橋に似たタイプを優先的にぶつけてこられる可能性がある。今年は東京五輪があり、後半戦までのブレーク期間が長い。対策を練る時間はある。

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