阪神・大山が劇的サヨナラ打「チーム全員の勝利」九回2死から3点差大逆転
「阪神4-3DeNA」(12日、甲子園球場)
阪神が劇的な逆転サヨナラ勝ちで連敗を2で止めた。九回2死から3点差を追いつき、なお一、三塁。大山がDeNA守護神・三嶋の初球を中前に運ぶサヨナラ打を放った。
「打つしかないと思っていたのでとにかく振っていこうと打席に立ちました」。打順降格も味わった今季。4番としての仕事を果たし「もちろん悔しい気持ちはありましたし個人的にもモヤモヤした気持ちもありましたけど最後は打つと思って打席に入りました」と話した。
それまで20イニング連続無得点だった打線が九回に目を覚ました。差は3点。DeNA守護神三嶋に対し、梅野、代打佐藤輝の安打で2死一、三塁とし、近本の左前適時打でまず1点。続く糸原の中前適時打で1点差。さらに一、三塁でマルテが中前適時打で同点。そして4番大山が初球を中前に運んだ。
2死からの5連打で決めたひっくり返した試合。手荒い祝福を「気持ち良かったです」と振り返り、「打つだけでしたし、今ここに僕一人で立っていますけど、チーム全員の勝利です」と主将はお立ち台でチーム一丸を強調した。
前半戦終了まであと2試合。「大事な2試合だと思っているのでチーム一丸となって勝利に向かって行きますので応援宜しくお願いします」とファンに勝利を約束した。