阪神・マルテ 16号ダメ押し弾!甲子園今季最長140メートル豪快アーチ
「阪神4-1巨人」(9日、甲子園球場)
阪神・マルテは白球を完ぺきに捉えると、5秒ほど余韻に浸り、バットを放り投げた。甲子園では今季チーム最長となる飛距離140メートルの豪快な16号ダメ押しソロ。「満足しているよ」と、カメラに向かって金の虎メダルを自慢げに見せつけた。
お決まりの「ラパンパラ」を披露したのは3-1の六回。次の1点がほしい場面で最高の仕事を果たした。内に入った149キロ直球を一閃(いっせん)。「3番でも4番でも自分のやるべきことをやるだけ」とクールに言うが、2戦連発となるこれぞ4番の一撃だ。
2日・広島戦(マツダ)から7試合連続の4番起用。矢野監督も「勝負強さもあるし、ホームランも打てるバッターなんでね。チームに欠かせない存在ですね」と、全幅の信頼を置いている。
昨季は左ふくらはぎ痛に苦しみ、ファーム暮らしも長かった。それでも、腐るどころか新人だった遠藤ら若手の練習をチェック。時には助言を行い、2軍でもチームに貢献する姿を見せていた。
「巨人が相手とかではなく、自分自身は全力でプレーすることしか考えてないよ」とマルテ。伝統の一戦だろうが関係ない。一本でも多く、チームの勝利に貢献する一打を放つだけだ。
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