阪神・矢野監督 5三振の佐藤輝にゲキ「もちろん何とかしてほしいというのはある」

 9回、5打席連続三振を喫しベンチへ戻る佐藤輝(手前右)と険しい表情でグラウンドを見つめる矢野監督(撮影・田中太一)
 9回、ベンチから戦況を見守る矢野監督(左から2人目)=撮影・飯室逸平
 9回、5打席連続三振を喫する佐藤輝(撮影・田中太一)
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 「広島4-3阪神」(4日、マツダスタジアム)

 阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=が、5打席連続三振に倒れた。九回、1死一、二塁で栗林から三振し、自身初の1試合5三振となった。9イニングでの5三振は史上19人目で、プロ野球ワーストタイ記録となった。

 矢野監督は「あれだけチャンスで回ってきて」と振り返ったように、五回も1死満塁で三振に倒れるなど、ブレーキとなった。一方で、「前にも言ったように三振というのは別に結果だから初めから小さくスイングしろとか全然ない」とした。

 失敗をいかに今後に生かしていくかが大事になる。「チャンスで返すというバッティングも輝の中で身につけていく。それが勝たせるバッターとか、よりいいバッターになっていくというところでは、そういう思い切っていきながらどう対応できるようなものを身につけていくかというのは、あいつの中でも感じ取っていると思うので現状では仕方がないのかな。もちろん何とかしてほしいというのはあるけどね」と、期待感を込めながらゲキも飛ばした。

 チームは逆転負け。ナイターで巨人が勝てば、首位から陥落する。

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