阪神・ドラ2伊藤将 5回0/3を0封 二回から5イニング連続先頭Hも3併殺
「阪神1-3DeNA」(26日、甲子園球場)
粘りの投球も、報われなかった。阪神のドラフト2位・伊藤将(JR東日本)は、5回0/3を6安打無失点と懸命に試合を作ったが「なるべく先頭を切って、うまく流れを持っていけたらなと反省しています」と悔やんだ。
初回から毎回走者を背負う苦しい展開が続いた。六回、佐野に左前へポテンヒットを許し、5イニング連続で先頭に安打を浴びたところで交代を告げられた。
それでも3併殺を奪うなど要所を締めて本塁は踏ませなかった。最大のピンチだった五回無死一、二塁では、犠打を試みた阪口を捕ゴロ併殺打に封じた。「ゲッツーが取れたということは調子もあまり崩れていないという基準になる」と冷静に自己分析。この試合前まで6戦連続被弾中と悩まされていた“一発病”からも脱出した。
丁寧に低めを突き、要所では右打者の懐を厳しく攻めるなど、慎重さの中にも大胆な姿勢を貫いた投球。五回1死一塁の打席で、前回19日の巨人戦(甲子園)に続き犠打を失敗したことは悔やまれるが、状態が悪くても簡単に崩れない姿を見せられたことは今後への収穫だ。
次こそ5勝目へ。「先頭をしっかり抑えて、長いイニングを投げられるように頑張っていきたい」とさらなる高みを目指していく。
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