前阪神監督・金本氏がテレビ解説で語った佐藤輝の印象とは「ギャップが魅力」

6回、17号ソロを放った佐藤輝明を迎える梅野隆太郎(中央)ら阪神ナイン=甲子園(撮影・飯室逸平)
6回阪神2死、佐藤輝が右中間に本塁打を放つ。投手戸郷=甲子園
6回、佐藤輝明は右中間にソロを放つ=甲子園(撮影・佐々木彰尚)
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 阪神前監督の金本知憲氏(デイリースポーツ評論家)が19日、読売テレビの『DRAMATIC BASEBALL』阪神タイガースvs読売ジャイアンツ戦(13:59~15:00関西ローカル、15:00~17:00全国ネット)で、巨人前監督の高橋由伸氏と解説を務めた。放送の中で、阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手の魅力について触れた。

 開幕から、新人離れした活躍を見せていることについて「1年目で、今のところこれだけの数字は立派。見応えがあります」と高く評価。その上で、「スイングの強さ、速さ、初球からのフルスイングなどの思い切りの良さとか、すごいバッティングをするのと、アウトのなり方のギャップが魅力ですね」と話した。

 その「ギャップ」についてはさらに、「(他の)人が打てないようなボールをホームランにできて、簡単なボールで凡打、三振したり(するところ)」と言及。打てなかったとしても、その姿すらも金本氏の目には魅力として映っている。

 この日、佐藤輝は右中間席に運ぶ17号ソロで、巨人戦では初の本塁打を記録。この一発について金本氏は「スライダーで、キャッチャーは『インスラ』を狙ったんでしょうけど『外スラ』になってしまいましたね。いくら(コースが)高いとは言えね、これを右中間に放り込めるんですからね」と称賛。高橋氏も「一振りで完ぺきに打った。(球場の雰囲気が)変わった感じがしますよね」と解説していた。

 また、金本氏は佐藤輝の打撃について「重心が後ろに残り気味にスイングする。それで飛距離が出せているところもあるし、後ろに残りすぎて変化球をうまく拾えない時もあるんです。かと言って、変化球も結構、ホームランにできているんです。どうなってるのかなという。欠点がありながらもあれだけのホームランという。そこが魅力ですよね。『不思議なバッター』と言うのがいいですかね」と分析した。

 同じ左打者で、現役時代に数々の記録を残した「鉄人」を魅了するところも、佐藤輝のすごさと言える。

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