阪神劇的 代打原口が決めた九回2死から決勝二塁打 連敗2でストップ

9回、代打で勝ち越し適時二塁打を放つ原口(撮影・飯室逸平)
9回、原口の勝ち越し打に歓喜する佐藤輝ら阪神ナイン=札幌ドーム(撮影・飯室逸平)
9回、勝ち越し二塁打を放ち、ナインに祝福される原口(中央)=札幌ドーム(撮影・西岡正)
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 「日本ハム2-3阪神」(8日、札幌ドーム)

 阪神が土壇場の九回に試合を決めた。2-2の同点で迎えた2死二塁、代打原口が日本ハム杉浦から左越えに決勝二塁打を放った。カウント3-1からの外角低めの131キロのスライダーを強振。力強い打球は前進守備の左翼西川の頭上を越えていった。

 逃しかけた好機だった。九回は先頭のサンズがこの日チーム3本目の安打となる、右中間フェンス最上部を直撃する二塁打で出塁。矢野監督は代走に植田を、次打者・糸井に代打坂本を送りバントを指示する勝負手を打った。だが、坂本はバント失敗。続く北條は空振り三振に倒れ、2死となっていた。それだけに原口の勝負強さがひときわ光った。

 苦しい展開だった。先発の西勇は5回2/3を投げて2失点。打線は、初回に相手のミスに乗じて2点を先制したが、八回まで近本の2安打のみに抑えられた。

 先制は初回、先頭の近本が中越えの三塁打。連続四球で無死満塁の好機。ここで4番・大山の一打はボテボテの一塁ゴロ。これを中田がファンブルして1点を先制。なおも1死満塁の場面で、サンズの当たりは二塁正面への強いゴロ。併殺コースだったが、二塁手・渡辺がボールを握り直して送球が遅れ、その間に1点を追加した。

 同点の八回は1死から連続四球で一、二塁の勝ち越し機。だが4番・大山が遊飛。続く佐藤輝もプロ初となるこの日4つ目の空振り三振に倒れていた。

 西勇は2点リードの三回、1死満塁のピンチで4番・中田の3ゴロの間に1失点。1点リードの六回には2死一、三塁のピンチを招き、この日3安打されている浅間を迎えて2番手・岩貞に交代。岩貞が中前同点打を許し、西勇の4月20日・巨人戦以来となる白星は消滅していた。

 リリーフ陣は奮闘した。同点の七回には、3番手で藤浪が登場。先頭の近藤に四球を与えるなど2死三塁のピンチを背負ったが、渡辺を空振り三振に抑えて無失点。八回は馬場が無失点に抑え、最終回はスアレスが自己最速の163キロの剛速球で締めくくった。

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