「西武８－９阪神」（３０日、メットライフドーム）

　阪神の２番手で登板した及川雅貴投手がプロ初白星を手にした。２０１９年ドラフトの高卒２年目選手で「高校ＢＩＧ４」と呼ばれた佐々木朗希（ロッテ）、西純矢（阪神）、奥川恭伸（ヤクルト）、及川の中で、大トリの白星となった。

　三回１死二塁から先発・村上の後を受けて登板した及川は、呉に適時打を許し、敬遠を含む２四球で２死満塁までいったものの、これ以上の失点は許さず。四回は無失点で抑えて、試合の流れをたぐりよせた。五回の攻撃で梅野の１号２ランで勝ち越したため、及川に勝ちがついた。

　及川はヒーローインタビューで「まず率直にうれしい気持ちもあるんですけど。こういった形で初勝利するとは思ってなかったので、少しビックリしている気持ちもあります」と、少し照れ臭そうにしつつ、「自分だけの初勝利ではなくて、野手の方々も打って点をとっていただいての初勝利だと思っているので、うれしかったです」と思いを語った。

　各選手のプロ初白星は以下の通り。

奥川　　４月８日　　広島戦　　５回５失点

西純　　５月１９日　ヤクルト戦５回無失点

佐々木朗５月２７日　阪神戦　　５回４失点

及川　　５月３０日　西武戦　※１回２／３無失点

※及川は適時打を許したが記録上、走者を出した先発投手の村上に失点がつく