阪神 佐藤輝含む主力に“定期休養日” 首位キープへ矢野監督「状況に合わせて」

 主力選手の“定期休養日”採用で首位堅守や!阪神の矢野燿大監督(52)、井上一樹ヘッドコーチ(49)が3日、各選手の状態を見ながら今後も定期的に休養日を設けながら、長いシーズンを乗り切っていく方針を明かした。2日には大山が休養日でベンチ待機。ロハスの1軍昇格も迫る中で、佐藤輝、サンズ、マルテらを順番に休ませることで、コンディションを維持させていく。

 虎の“働き方改革”で好不調の波を最小限にとどめてみせる。

 2日・広島戦では大山がスタメンから外れ、ベンチで試合を見守った。緊急事態宣言が発令された影響で3日のヤクルト戦(神宮)が延期。大山は“連休”を取れたことになる。これまでも4月4日の中日戦(京セラ)で佐藤輝が、同23日のDeNA戦(甲子園)でサンズ、梅野が休養を取った。

 「これからロハスとかが絡んできたりしたら、いろんなポジションの変更っていうのもあり得る」と矢野監督。「それは誰かが休む時に、どっかにはめられるっていうことにもなる。その時の状況に合わせてやっていければ」と続けた。

 2、3日にウエスタンで2試合連続本塁打を放ったロハスの1軍昇格も秒読み段階。いよいよ外国人枠5人、ベンチ入り4人のやりくりが必要になる。そこで今後も各選手の状態を見ながら、休養日を設けることで切り盛りしていく考えだ。

 例えば大山、佐藤輝のどちらかが休養する日は、一塁にマルテ、外野の両翼にサンズ、ロハスが入る外国人野手3人態勢を取ることもできる。またマルテが休養して、一塁にサンズが入るパターンも可能。春のキャンプから佐藤輝が三塁、サンズが一塁の守備練習をするなど、そのための準備はしてきた。

 「それもみんながまずまずの調子だったらということ。調子の悪い選手をわざわざ置いておくこともないし、調子がめちゃめちゃいいのに休ませることもない」と井上ヘッドコーチは説明する。

 主力選手に休養日を与える策ができるのも、選手層の厚さがあるからこそ。記録的ペースで勝ち星を重ねる阪神。この後も充実した戦力を生かしながら、首位を堅持していく。

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