阪神・矢野監督 2番手小林に「良く投げてくれた」失策から無死満塁のピンチに最少失点

1回、大山の先制適時打で生還したマルテを迎える矢野監督(中央右)(撮影・北村雅宏)
7回から2番手で登板する小林(撮影・北村雅宏)
7回中日2死三塁、中日・根尾昂を空振り三振に仕留め、拳を握る阪神・小林慶祐=バンテリンドームナゴヤ(撮影・北村雅宏)
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 「中日2-6阪神」(29日、バンテリンドーム)

 首位を走る阪神がバンテリンドームでの連敗を「7」で止め、貯金を「10」に戻した。矢野監督は4-1とリードして迎えた七回。2番手として登板した小林について「本当に良く投げてくれた」とその粘りの投球を評価した。

 七回は先頭のビシエドが遊ゴロに打ち取ったが、中野の失策により出塁を許す。続く高橋周の左前打、代打福留への四球で、あっという間に無死満塁のピンチを迎えた。

 矢野監督は「まずはタクム(中野)がやっぱりなー、ショートゴロをそんなに慌てる、もちろん深い位置やしさ、でもビシエドやったら、そんなに慌てんでもアウトにできると思うしね。やっぱり先頭バッターをエラーっていうのはやっぱりピッチャーもなかなか勝負していきにくいから」と小林の心情を思いやった。

 大ピンチを迎えて、小林は冷静な投球。木下拓を遊ゴロ併殺に仕留め、その間に1失点。続く2死三塁から、根尾を空振り三振に斬って最少失点で切り抜けた。

 「小林が本当に粘ってくれたし、リュウ(梅野)もそこにしっかり意識付けというか、やった結果、ダブルプレーで乗り切ってくれたというのは大きいし、最後も根尾のところも嫌な感じがありながらも、あそこで切ってくれたというのも、その次の攻撃につながる部分もあったと思うから、小林は本当に良く投げてくれた」と最敬礼していた。

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