甲子園で無観客試合 阪神・矢野監督「オレらの野球から元気づけていきたい」
「阪神7-5DeNA」(25日、甲子園球場)
首位を快走する阪神がシーソーゲームを制し、今季初の逆転勝利。連勝で2カードぶりの勝ち越しを決めた。矢野監督は「ばたばたしたところもありましたけどね。全員で粘ってやりました」と一丸となって戦った選手を評価した。
緊急事態宣言発出のため、甲子園では30日からの広島3連戦と5月11日の中日戦が無観客で行われる。
矢野監督は「そりゃそうだよな。またさみしくなるし…少ない中でも入ってもらえるっていうのはやっぱりすごく盛り上がるし、パワーになるんで」と率直な心境を明かした。
その上で、「ただこんな状況でもやらせてもらえるというか、続けさせてもらえるんでね。同じことになっちゃったんだけど、外にも出られないってなればテレビを見て応援してくれる機会も増えるかもしれないし。そういうところからまた、全員で戦うっていうのがウチの野球だし。苦しいときにある意味楽しみっていう野球をやることでメッセージみたいなものが、また送れたらいいなと。いつも考えながらやってるけど。まあ、早く明けてそういう日が来るまでまず我慢してもらって、オレらの野球から元気づけていきたいと思います」と誓った。