阪神猛攻!三回に打者一巡で一挙5得点 ガンケルは03年のムーアほうふつ

 「阪神-ヤクルト」(18日、甲子園球場)

 阪神が投手・ガンケルの安打を皮切りに追加点を挙げ、小川をノックアウトした。

 1点リードの三回。先頭・ガンケルが小川の直球を中前にはじき返し、出塁する。さらに、続く近本が意表を突くセーフティバントを決め、無死一、二塁。すると、開幕から絶好調の糸原が適時二塁打を放った。

 これだけでは終わらない。マルテが四球を選び、無死満塁で大山を迎える。この日、2度目となる満塁の好機に右前へ2点適時打を放った。さらにサンズも中前適時打で続いて、この回4得点。小川をマウンドから引きずり下ろした。

 2番手・大下からも梅野の適時打で追加点を挙げた。

 猛攻の先陣を切ったガンケルは開幕3戦3勝中。この日、勝利投手になれば03年・ムーア以来、球団外国人2人目の開幕4戦4勝となる。同年のムーアは5試合目に勝敗がつかなかったものの、開幕からの連勝を7まで伸ばしている。

 ムーアといえば、投手ながら打撃でも非凡な才能を見せた助っ人左腕だ。03年には43打数14安打で打率・326をマークした。今季のガンケルは03年のムーアをほうふつとさせるような活躍を見せている。

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