阪神・藤浪が右翼・佐藤輝のビッグプレーで三回1死満塁の大ピンチ脱する

 3回、宮崎を見逃し三振に仕留める藤浪(撮影・高石航平)
 3回、浜口に四球を与える藤浪(撮影・高石航平)
 3回、浜口に四球を与え、悔しそうにボールを宙に投げる藤浪(撮影・西岡正)
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 「DeNA-阪神」(9日、横浜スタジアム)

 3度目の先発で今季初勝利を狙う阪神の先発・藤浪晋太郎投手が、三回1死満塁のピンチを無失点で切り抜けた。

 初回は3点の援護をもらってマウンドへ。先頭・関根への四球を含む2四球を与えて、1死一、二塁としたが後続を断った。

 二回は三者凡退で立ち直ったように見えた。しかし、三回にまたも制球を乱した。

 先頭の投手・浜口に四球を与えてしまう。続く1番・関根には、この試合初安打となる左前打を浴びた。

 2番・柴田が送りバントで1死二、三塁とされ、3番・牧にはストレートの四球を与えた。

 1死満塁となり、4番・佐野には右翼へのライナーを打たれたが、右翼・佐藤輝がスライディングキャッチ。三塁走者・浜口がタッチアップしていなかったため、得点を与えなかった。

 さらに2死満塁で宮崎を見逃し三振。絶体絶命のピンチを切り抜けた。

 藤浪は自身初の開幕投手を務めた3月26日・ヤクルト戦(神宮)は、5回5安打2失点で勝ち負けはつかなかった。

 2度目の先発となった2日・中日戦(京セラドーム)も6回7安打1失点と好投。勝ち投手の権利を持って降板したが、救援が打たれて初勝利を逃していた。

 今季3度目の登板で、2020年8月21日・ヤクルト戦(神宮)以来231日ぶりの勝利を目指している。

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