阪神・矢野監督「すべてのことを考え」スタメン起用の陽川がV打「いい仕事」

ヒーローインタビューに答える阪神 ジョー・ガンケル=京セラドーム大阪(代表撮影)
お立ち台でポーズをとる阪神・陽川尚将と阪神 ジョー・ガンケル(右)=京セラドーム大阪(代表撮影)
ナインを迎える阪神・佐藤輝明(中央)=京セラドーム大阪(撮影・山口登)
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 「阪神3-1中日」(4日、京セラドーム大阪)

 今季初めて阪神は佐藤輝がベンチスタートとなった。かわってスタメン出場した陽川が決勝タイムリーを放ち、結果を出した。矢野監督も起用に応えた陽川を称えた。

 陽川は1-1で迎えた六回、2死一、二塁から左前にはじき返し、二走のマルテが生還。ホームのクロスプレーで中日からのリクエストもあったが、判定は覆らず、勝負を決める一打となった。

 矢野監督はこの場面を、「何とかね。重いムードを陽川があそこで返してくれたおかげで、こっちに流れがくる一本になったんでね」と振り返った。「ずっとバッティングの状態もよかったですし、使いたいなっていう風には思っていたんですけど。そういうところでは勝負所でね、一本打ってくれたんでね。いい仕事をしてくれました」と称えた。

 佐藤輝は同じ回の満塁機で代打で登場。右飛に終わったが、「いい場面だったんでね。楽しみもありますし。一番打席に立っている、今控えにいるなかでは打席に立っている選手なので。そういうところでは大いにチャンスがあるんではないかなというところで佐藤輝でいきましたけどね」と代打で送り出した理由を語った。

 スタメン変更については、「それは1個のこと(理由)で代えているワケではないしね。佐藤輝のことももちろん考えているし、オレはチーム全体のことを考える立場で。陽川だって調子いいし。すべてのことを考えて決めています」とした。

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