阪神先発の秋山が五回終了まで完全投球も…六回無死からクロンが安打 無失点は継続

力投する先発の秋山(撮影・飯室逸平)
6回、ピンチを切り抜けガッツポーズで雄叫びをあげる秋山(撮影・飯室逸平)
6回、左前へ安打を放つクロン(撮影・田中太一)
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 「広島-阪神」(1日、マツダスタジアム)

 阪神先発の秋山拓巳投手(29)が広島打線を抑え込み、五回まで打者15人のパーフェクト投球を続けた。六回、先頭のクロンにこの試合最初の安打を許した。

 低めに制球された緩急を生かした投球で凡打の山を築き、五回まではまったく危なげない内容だった。六回はクロンに続き、会沢にも二塁後方へ落とされ、無死一、二塁と初のピンチを迎えた。しかし、代打・長野を遊撃への併殺打に打ち取ると、打順1番に戻って田中広を空振り三振に打ち取り、無失点で切り抜けた。

 秋山は11勝を挙げた昨季、広島戦で6試合に先発して4勝0敗、防御率1・45と抜群の相性を誇った。

 なお、完全試合は1994年5月18日・槙原寛己(巨人=対広島)が最後。阪神の投手が完全試合を達成したことはない。阪神投手のノーヒットノーランは過去9人(9度)で、2004年10月4日・井川慶(対広島)が最後となっている。快挙は次以降のお楽しみとなった。

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