阪神・藤浪、5回5安打2失点で勝利投手の権利「もう少し長いイニングを投げたかった」

 先発し力投する藤浪(撮影・田中太一)
 5回終了後、福原コーチに声をかけられる藤浪(撮影・高石航平)
 5回、山田の頭部付近にすっぽ抜ける藤浪の投球(撮影・飯室逸平)
3枚

 「ヤクルト-阪神」(26日、神宮球場)

 阪神先発の藤浪晋太郎投手が、5回を投げ5安打2失点で降板。何度もピンチを背負うも、粘り強い投球で踏ん張り、今季初勝利の権利を手にしてマウンドをブルペン陣に託した。

 交代後、球団を通じて「初めての開幕投手でしたが、ボール自体も良く、精神状態もいい状態で臨むことができました。ただ、五回は悔しいイニングとなり先発としてもう少し長いイニングを投げたかったです。次回はそこを課題として取り組んでいきたいと思います」とコメントした。

 立ち上がりは上々だった。初回、先頭の坂口に初球、152キロの直球を投じて二ゴロに打ち取ると、勢いに乗った。続く青木も152キロ真っすぐで遊ゴロに。3番・山田はカウント2-2からの5球目、151キロのストレートで押し込み、中飛に仕留めて三者凡退で切り上げた。

 制球が乱れたのは1点リードの二回。1死から内川に左前打を許すと、続く塩見はストレートの四球で歩かせた。7番・西浦には二塁への内野安打を浴びて満塁。ピンチで迎えた中村を二ゴロに打ち取ったものの、併殺崩れの間に三走・内川が生還して同点とされた。その後は、小川に四球を与えて2死満塁となったが、坂口を空振り三振に仕留めて最少失点に防いだ。

 二回以降も走者を背負った投球が続いたが、要所を締めて無失点。痛恨だったのは1点リードの五回だ。先頭の青木に左前打を浴びると、山田に四球を与えて無死一、二塁。4番・村上は左飛に仕留めたものの、内川に内野安打を放たれて満塁となった。続く塩見に投じた4球目が大きく逸れるワイルドピッチとなり、三塁走者が生還して同点とされた。ただ、その後は後続を抑えて最少失点。勝ち越しは許さなかった。

 チームは、同点の六回に大山の適時二塁打で勝ち越しに成功。この回の守備から岩貞がマウンドに上がり藤浪は交代。9年目にして初めて託された開幕戦のマウンドで最低限の役割を果たした。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス