阪神岩田「優勝して御堂筋パレードを」1型糖尿病ウェブ交流会で神戸サンペールと交流
1型糖尿病を患いながらプロスポーツ選手として活躍するプロ野球阪神の岩田稔投手(37)と、サッカーJ1神戸のMFセルジ・サンペール(26)が8日、認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク主催の「1型糖尿病アスリートWeb交流会」で対談した。
今回の交流会は、自分たちの姿を通じて1型糖尿病への理解を深めてほしい、同じ病気を持つ人々にも挑戦する気持ちをあきらめないでほしいという2人の思いが重なり実現。岩田とサンペールが、ZOOMによるオンラインミーティングで、患者やその家族らと交流する模様は、日本IDDMネットワークの公式YouTubeサイトで配信された。
お互いに質問するコーナーで、サンペールから糖尿病に関する面白エピソードがあるか問われた岩田は、秋季キャンプ中のハプニングを紹介。体重が増えてダイエットを試み、炭水化物を控えた夕食をとったところ低血糖になり、お酒を飲んでいないのに酔っ払ったように後輩に説教し始め、その後は救急車で病院に運ばれたと明かした。
逆に岩田は37歳になって太りやすくなってきた悩みを相談。サンペールは炭水化物を控えめにしたり他の栄養素で補ったりしながら「体脂肪率は結構、低いですよ」と答えた。
夢を問われた2人は、ともに「1型糖尿病が完治する病気になること」を挙げ、今シーズンついて岩田は「優勝して御堂筋パレードをしたい」、サンペールは「アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場」と目標を掲げた。
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