阪神ドラ1佐藤輝、今後の実戦ほぼフル参戦へ 矢野監督、無限の可能性見極める

 「阪神春季キャンプ」(19日、宜野座)

 阪神の矢野燿大監督(52)が19日、怪物ドラ1ルーキー・佐藤輝明内野手(21)=近大=を今後も実戦にほぼフルで参加させる方針を明かした。20日からの第5クールは対外試合を3試合予定。糸井、サンズも初実戦を迎え、いよいよレギュラー争いが本格化していく。

 想像や期待をはるかに超えた活躍を見せる怪物ルーキーに、虎首脳陣も驚きを隠せない。今キャンプの実戦6試合を終え、22打数11安打で打率・500、2本塁打、6打点と佐藤輝が堂々の“チーム三冠”を誇っている。

 スコアボード越えの超特大2ランなど5打数4安打3打点と大暴れした18日のDeNA戦後には、矢野監督が「どこまでいくんだろうと。ちょっと俺らには分からない未知数な部分がまた魅力」と感嘆し、井上ヘッドコーチも「頭一つ、二つ出ているのかなっていう評価をせざるを得ない」と開幕スタメン入りへ大きく前進したことを認めた。

 第5クールは20日に中日戦(北谷)、21日に広島戦(宜野座)、23日にDeNA戦(同)と3試合の実戦が組まれている。矢野監督はさらに佐藤輝の全容を見極めるために、この先も実戦にほぼフル参戦をさせていく方針を明かす。

 「三塁の守備だってまだ見たいしさ。外野だってまだそんなに打球が飛んできてない。また左投手や、もっとレベルの高い投手とかとの対戦も見ていきたいから、どうしても途中で代えるのは少なくなると思う」

 左翼、右翼で出場した外野守備だけでなく、三塁の守備でも計2試合での打球処理が楽天戦で野選を記録した時の1度のみと、まだまだ実戦での守備機会は少ない。この先、各チームとも一線級投手の登板が増えていく中での打撃はもちろんのこと、守備についても細部にまで力量を見定めていく。

 21日の広島戦には糸井が、23日にはサンズがDHとして初実戦を迎える。助っ人の目玉・ロハスが開幕に間に合わないことが確実な情勢の中で、2人は外野のレギュラー争いにおける当面のライバルとなる。いよいよ競争は本格化。問答無用での開幕スタメン奪取へ向けて“虎のエイトマン”は、さらにギアを上げていく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス