虎のレジェンドOBが斬る ドラ1佐藤輝3タコも「心配なし」
2005年以来、16年ぶりのリーグ制覇を狙う矢野阪神は4日、12球団最速となる今年初の紅白戦を行い、白組の「1番・左翼」でスタメン出場したドラフト1位の佐藤輝明内野手(21)=近大=は、二ゴロ、一ゴロ、空振り三振の3打数無安打。“プロ初安打”はお預けになったが、本紙評論家の藤田平氏(73)は「心配なし」と位置づけた。
初回の第1打席は外角143キロ直球に対して二ゴロ。第2打席は内角146キロ直球を一ゴロ。第3打席は内角低めの115キロのカーブにバットが空を切って三振に倒れた。
全3打席で投手陣が変化球を投げてきたことに藤田氏は「投手が変化球を投げすぎやわ。まだキャンプ4日目やろ。打者が変化球についていけるワケがない。特に大きい打球を期待されてる選手にはね。打撃練習でも真っすぐして打ってないやろうから」と指摘。続けて「この時期は投手有利。打者自体の仕上がりは、MAXを10としたら、まだ4か5ぐらいやからね」と“擁護”した。
佐藤輝の打撃内容については「右方向へのファウルが多かったことからも、少し体の開きが早いかなという感じは受ける」としながらも、「初めてのキャンプでここまで振り込んできて、ちょっと疲れもたまるころやしね。ただ、変なクセみたいなものもないから、心配せんでもええんちゃうかな。次は投手陣に直球での真っ向勝負を望みたいね」と結んだ。
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