阪神・藤浪 ブルペン一番乗り!いきなり豪快43球 ローテ入ってマー君と再戦や!
阪神の藤浪晋太郎投手(26)が29日、沖縄県宜野座村での先乗り合同自主トレ初日に、“一番乗り”でブルペン入りした。主に、解禁したワインドアップで変化球も交えて43球を投げた。28日に8年ぶりの日本球界復帰が決まった田中将大投手(32)との対戦にも意欲を示した。
真っさらなマウンドに立ち、豪快なフォームで白球を投げ下ろした。室内ブルペンに響き渡る坂本の捕球音。藤浪は43球目を投じると、「まあ、いいでしょう」とうなずき、先乗り合同自主トレ初の投球練習を終えた。
キャッチボールや投内連係を終えると、谷川、加治屋、鈴木と共に一番乗りでブルペンへ。2年ぶりに解禁したワインドアップで39球を投げ、カーブ、スライダー、フォーク、チェンジアップなど変化球の感触も確認し、上々の手応えを得た。
「変化球は少なかったですけど、感触もよかったので。それなりでいいかなと。それよりも全体のバランスに重きを置いてやりました」
先発ローテに加わるために、取り組んでいるのが原点回帰となる振りかぶるスタイル。「今のところ感触は悪くないので、違うなと思うまでは継続したい」と新フォームを確かなものとし、さらなる進化を求めていく。
28日にはビッグニュースが飛び込んできた。ヤンキースからFAとなった田中将の日本球界復帰だ。藤浪はルーキーイヤーだった13年6月16日の交流戦(Kスタ宮城)で対戦し、目の前で完封勝利を飾られた。
今年は6月11日から交流戦・楽天3連戦(楽天生命パーク)が組まれている。「対戦する機会があれば、そういう投手と投げ合えるのは勉強になると思います」と対戦に意欲を示した。
対戦時だけでなく、田中将からは目でも多くを学ぶつもりだ。「メジャーとか、すごい経験をされた方なので、映像とかインタビューとか見る機会があると思うので、勉強させてもらえたら」。技術力向上へ、吸収できるチャンスは無駄にしない。キャンプで先発ローテに返り咲くことができれば、その先に尊敬する右腕との対戦が待っている。
関連ニュース



