阪神・木浪 失策「0」へ川相昌弘氏に“弟子入り”志願 定位置獲得へ技術吸収

 失策0を目指し守備練習に励む木浪(代表撮影)
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 阪神の木浪聖也内野手(26)が13日、改めて守備力向上を誓い、キャンプで臨時コーチを務める川相昌弘氏(56)に“弟子入り”を志願した。守備の名手として知られ、通算533犠打の世界記録を持つレジェンドから技術を学び、吸収する構えだ。この日は鳴尾浜で約1時間半、守備練習に取り組み、失策数削減に向けて準備を進めていく。

 課題克服に全力を注いだ。この日、木浪が鳴尾浜での自主トレで守備練習に充てた時間は約1時間半。キャッチボールと三塁ファウルゾーンで個別ノックをこなすと、小幡、熊谷と共に遊撃のポジションに入り、打球に食らいついた。

 「守備はもちろん当たり前に、もっともっとやらなければいけないぐらいだと思っている。どんどん上げていかないとキャンプが始まってすぐ実戦なので、準備を早め早めでやっている段階です」

 自分の課題を明確に理解し、改善に努めている。1年目は113試合の出場で15失策。2年目の昨季は92試合の出場で8失策だった。昨季は守備で評価されることもあったが、「もっともっとできると思ってます」と満足はしていない。

 「去年より試合数を増やした上で、失策の数を減らしたいです」と今季の目標を改めて掲げた。そんな木浪がキャンプで臨時コーチを務める川相氏に“弟子入り”を志願した。

 川相氏は遊撃でゴールデングラブ賞を6度獲得した守備の名手。守備力向上を目指す木浪にとって、「聞いてみたいことはたくさんある」とこれ以上ないお手本となる。

 昨季は主に下位打線でスタメン出場。レギュラー取りに向けて、小技の正確性も必要になる。これも通算533犠打の世界記録を持つ川相氏から助言をもらう考え。「守備もそうですけど、バントとか小技も大事になるので、そういうのも聞いてみたい」と目を輝かせた。

 遊撃の定位置争いはし烈を極める。ドラフト6位・中野(三菱自動車岡崎)、新加入の山本、そして小幡、北條、植田とライバルは数多い。「追い込んでいかないと結果は出ない。やればやった分、自分に自信もつく」。川相臨時コーチから技術を吸収し、守備の名手に近づいてみせる。

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