阪神・ドラ6中野 寒さへっちゃら!! さすが山形県出身…鳴尾浜で即打ち30分

 山形県出身者らしく、寒さはへっちゃらだ。「全然東北の方が寒いので」。阪神ドラフト6位・中野拓夢内野手(24)=三菱自動車岡崎=が7日、鳴尾浜でいきなり打撃練習を行った。

 アップやキャッチボールなどを終えた後にマスコットバットを手に取ると、試運転とばかりに素振りを開始する。その後は室内に移動してマシン相手に約30分間の打ち込み。「前から来るボールに慣れておかないといけないなと」。一球、一球を丁寧に打ち返した。

 矢野監督が褒めるセンス抜群の遊撃守備が売りだが、バットコントロールを生かした打撃面もレベルは高い。「自分はハンマーバットのような形は嫌い。なるべく細くて振りやすいバットにしています」と説明する社会人時代からの相棒を手にスイングを重ねた。

 故郷・山形での自主トレは積雪のため、室内で基礎練習を反復して取り組んできたという。「なかなかグラウンドを走るってことができなかったので、室内でやれることをやってきました」

 いよいよ始まったプロ生活。遊撃は木浪、北條、小幡らのライバルがひしめく激戦区だ。「まずはキャンプに万全の形で入っていくことが大事。けがなくしっかりやっていけたら」と甘いマスクを引き締めた。

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