阪神・井上 来春1軍キャンプあるぞ!北川コーチが期待の愛弟子大抜てき示唆

 今秋から1軍に配置転換された阪神・北川博敏打撃コーチ(48)が21日、甲子園での秋季練習後、オンライン取材に応じ、井上広大外野手(19)を来春1軍キャンプに抜てきする可能性を示唆した。コロナ禍の今季は振り込み不足で、今秋のみやざきフェニックス・リーグから過酷な練習を続けている。高卒2年目でのブレークへ、2月の沖縄で井上の姿が見られるかもしれない。

 かわいい愛弟子へ、アンパンマンが愛のムチだ。この1年間、北川打撃コーチは2軍担当として井上と接し、パワー、センス、ポテンシャルの高さにほれぼれ。ただ「スイング力、対応力は1軍レベルに達していない」と指摘。宮崎を離れる前には、ラストメッセージを残してきた。

 「バッターというのはタイミングと選球眼がすごく大事。そこをもっともっと意識して実戦に取り組んでほしいと本人には伝えています。そこを意識してやっていけば来春は楽しみだとは思います」

 コロナ禍の活動休止期間の影響で今季は振り込み不足に陥った。「もっと下半身強化させたかった」。宮崎では試合後の素振り、走り込みなどが日課だ。「少々厳しい、キツいことを取り入れてやっている。それがうまくいけば、来春いい形で1軍というのも僕も推薦したいなと思う」。来春も2軍で鍛錬を積むのも選択肢の一つとしつつ、1軍キャンプ抜てきの可能性を示唆した。

 「形より振り込むことがすごく大事なので、スイング力を意識させたい。結果としてやったか、やっていないかというのは、2月の時点ではっきり分かる」。同時に北川コーチはオフもバットを振り込めと熱く訴える。

 師匠の金言を胸に井上は南国で奮闘中だ。今フェニックス・リーグは全11試合に出場し、打率・243、2本塁打、5打点。来春1軍キャンプスタートは井上にとって大きなモチベーションだ。

 今季は1軍でプロ初安打を記録したが、北川コーチの目には物足りなく映る。「良くなったという感覚は正直ない。もっとホームランを打てた。まだまだ伸びる要素はある」。ヤクルト2軍打撃コーチ時代も、村上にシーズンを通してバットを振らせてきた。高卒2年目でのブレークへ-。来春、沖縄での再会を心待ちにしている。

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