阪神16安打9得点の猛攻で連敗脱出 打撃では小幡、守備ではサンズに執念のプレー

3回、勝ち越しの適時内野安打を放ち一塁を駆け抜ける小幡
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 「ヤクルト3-9阪神」(27日、神宮球場)

 雨も降りしきる中、続いた一戦。執念のプレーが光り、阪神が連敗を「3」で止めた。25日には選手の新型コロナウイルス感染に伴い、19選手を入れ替える事態となったが、今季の神宮最終戦で勝利をつかんだ。

 20歳の若虎が必死な姿勢を見せた。同点の三回2死満塁で打席に入ったのは小幡。吉田喜のカットボールを叩きつけた。高く弾んだ打球を遊撃・西浦が捕球し一塁に送球したが、間に合わず。勝ち越しの適時内野安打でリードを奪った。

 「みんながつないでくれて回っていた打席だったので自分で切りたくなかったです。当たりは良くなかったですけど、セーフになることを信じて一生懸命走りました」と一打を振り返った。

 先発の秋山は1点リードの初回2死一、二塁から坂口に右中間への2点適時二塁打を打たれ、逆転を許した。それでもその後は粘りの投球を続けていく。四回には2死二塁で相対したエスコバーに左前に落ちるであろう、と思われた飛球を打たれたが、サンズが前進してダイビングキャッチ。マウンド上で両手を挙げて、サンズのプレーをたたえた。

 そのサンズは初回に先制の左前適時打を放つなど今季4度目となる猛打賞の活躍。また、原口にも開幕2戦目の6月20日・巨人戦以来となる2号ソロが生まれ、七回には1死満塁から左翼線への2点適時打を放った。

 秋山の降板後は3投手でつないだ。七回をエドワーズ、八回を自身初の連投となる藤浪がマウンドに上がり、九回を1失点しながらもスアレスが締めた。

 チームとしては21日・DeNA戦(甲子園)以来となる2ケタ安打、16安打9点の猛攻で勝利した。新型コロナ感染により主力を欠く苦しい状況は続くが、この1勝を起点に軌道に乗せていきたい。

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