阪神・矢野監督、菅野撃破しかない!難敵攻略でイッキ加速や

 阪神の矢野燿大監督(51)が15日・巨人戦(東京ドーム)で対戦する菅野攻略へ強い決意を示した。首位・巨人とは9・5ゲーム差で、負ければ自力優勝の可能性が消滅する。土俵際の一戦で、開幕から10連勝中の宿敵のエースを止めて、2戦目以降に弾みをつける意気込み。17日の第3戦には中5日で西勇輝投手(29)を送り込み、逆転優勝へ望みをつなぐ3連勝を狙う。

 指揮官がシーズンの1試合を特別視することはない。ただ、15日からの巨人3連戦は、逆転優勝に向けて大きな意味を持つ。矢野監督は初戦で対戦する菅野攻略を、巻き返しのポイントに挙げた。

 「向こう(巨人)は余裕があるわけやし。俺らは余裕はないんで、3連戦があるけど、第1戦をどうやって取るかを(考えて)全員で戦っていくしかない。何とか菅野に負けをつけるのを、いいモチベーションとして戦っていけたら」

 開幕10連勝中の菅野には今季3戦3敗、対戦防御率1・57と抑え込まれてきた。さらに苦しいデータが並ぶ。チームは今季の巨人戦は3勝10敗で、東京ドームでは6戦6敗だ。

 だが、逆を言えば、東京ドームで菅野を攻略できれば、一気に勢いづく可能性はある。今は打線が好調だ。4連勝中は1試合平均9・5安打で6本塁打。リーグトップの得点圏打率・434の4番・サンズへつなぐ形を作り、難敵攻略を狙う。

 さらに巨人戦防御率0・90の高橋を菅野にぶつけ、プレッシャーも与えていく。指揮官は「その(菅野を攻略した)つながりが、3タテとなれば最高なんだけど、そこまで考えるとね」。初戦からの2連勝を想定し、3戦目はエース・西勇を中5日で送り込む。

 3戦目は登板間隔を考慮すれば、ガルシアも登板可能。だが、左腕は今季の巨人戦は4試合で3敗、対戦防御率4・71と苦しんでいる。対して、西勇は2試合で1勝、対戦防御率2・63だ。11日・広島戦で今季初完封を挙げて勢い十分。指揮官はエースを信じて、重要なマウンドを託す。

 残り48試合で9・5ゲーム差。厳しい状況を変えるには勝つしかない。巨人の優勝マジック点灯を阻止し、奇跡への道を切り開く。

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