阪神 得点機で1点も入らず…矢野監督、打線の奮起期待「投手を休ませるぐらい」
「阪神2-3ヤクルト」(2日、甲子園球場)
4958人とは思えない熱気が甲子園に充満した。阪神が1点を追う延長十回1死一、二塁。一気にサヨナラ勝ちを狙える場面に、ファンは最高の盛り上がりを見せたが…。一瞬でため息と化した。近本の放ったゴロは遊撃正面に転がり、併殺打でゲームセット。連勝は「3」で止まった。
もどかしい展開だった。矢野監督は「先を考えると明日はピッチャーを休ませるぐらい、打線が点をとってくれたらなと思う」。ガンケルが外国人登録枠の関係でベンチ入りできず、“4連投中”の岩貞は積極的には使えない状況だった。
だからこそ野手陣に奮起が必要だったが…この2試合で、サンズ以外は打点を挙げておらず、計7度の得点圏で1点も入っていない。
四回1死一、二塁はサンズ、大山が山中に打ち取られた。八回2死一、三塁では、糸井が放った左翼フェンス手前への飛球も風に押し戻された。
勝ち越し点を奪えず、延長十回1死二、三塁から馬場が山田哲に勝ち越しの中犠飛を許し、救援陣の連続イニング無失点も「9」で止まった。
首位・巨人とは7・5差。「一戦必勝なんで。それしかないんで」と指揮官。悔いは残っても、敗戦を引きずるわけにはいかない。
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