阪神・近本 2桁盗塁リーグ一番乗り 今季初の三盗、捕手も送球諦める鮮やかな足技
「ヤクルト3-1阪神」(29日、神宮球場)
鮮やかな足技だった。二塁にいた阪神・近本。原の投球モーション、タイミングを完全に盗んだ。捕手も送球を諦めるほどの完璧な今季初の三盗。チーム32試合目にして、セ・リーグ一番乗りで2桁盗塁に到達した。
初回、先頭で打席を迎えると、中堅の頭上を襲う二塁打で出塁。1死二塁からサンズの初球に盗塁を決めた。その後、大山の適時内野安打で生還。足を生かした攻撃で先制点をもぎとった。
矢野監督は「それはうちの持ち味なんで。行けるときはどんどんチャレンジするし、今日だけのことじゃないんで」と引き続き、積極的な姿勢を求めた。
先制点こそチャンスメークしたが、八回は2死一、二塁の好機で見逃し三振に倒れた。ただ、今季も脅威となっている近本の足。攻撃の起点となるためにも、相手の隙は逃さない。
関連ニュース



