阪神・近本 藤田平に並ぶ球団最多タイの1試合5得点「それが一番良かった」

3回、バント安打をきめる阪神・近本(撮影・金田祐二)
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 「ヤクルト5-20阪神」(28日、神宮球場)

 2試合連続の「1番・中堅」でスタメン出場した近本は6打席中、5度の出塁で全て本塁に生還。1試合5得点は藤田平に並び球団最多タイ記録となった。

 20得点の幕開けは初回、近本が快足でエスコバーの失策を誘ったことから始まった。その後、無死満塁となり暴投で三塁から1点目のホームを踏んだ。

 二回には四球を選び、ボーアの満塁弾で本塁生還。三回は意表を突くセーフティーバントで内野安打をつかみ取りサンズの適時打で9点目のホームを踏んだ。

 四回も一ゴロ内野安打を放つと、サンズの満塁弾で本塁を踏む。これでも止まらず、六回の第5打席でも四球を選び、ボーアの適時打で14得点目のホームイン。20得点中、5得点は近本だ。

 リードオフマンは1試合5得点について「僕の中では今日はそれが一番良かったです」と振り返った。

 記録については知らなかったと話したが、「得点はシーズン前からこだわっていきたいと言ってきた数字なので、そういう意味で記録が付いてきたことはいいことだと思います」と自分の仕事を果たし充実した様子だった。

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