阪神・近本 イメトレで苦手敵地克服へ!開幕5連続ビジター打率・185の反省生かす

 阪神・近本光司外野手(25)が27日、“イメトレ”で苦手のビジターを乗り切る考えを明かした。26日・中日戦は今季初の4安打を放って復調のきっかけをつかんだ。28日からは2カード連続のビジターとなるヤクルト戦(神宮)。開幕後の5カード連続ビジターは打率・185と結果を残せなかったが、その反省を生かしてプラスのイメージを保ち続ける。

 同じ失敗は繰り返さない。26日の中日戦で4安打を放った近本。セ・リーグの規定打席到達者で現状、最下位となっている打率・224からの浮上へ、カギを握るのがビジターでのゲームだ。

 「乗っていけるかどうかは分からないですね。ビジター、ビジターで続くんで、練習時間も確保できないとか」。敵地の場合は練習施設や時間が限られる。調整のための打ち込みができない中、ポイントに挙げたのは技術よりもメンタルだ。

 「しっかり自分の中で(いい打撃を)イメージしながら」。2カード連続ビジターとなるヤクルト3連戦は、頭の中で結果を出すために必要な情報を整理。その上でマイナスイメージを排除し、プラス思考で打席に立つ考えだ。

 今季、近本はビジターでのゲームに苦戦してきた。開幕から5カード連続で敵地の戦いとなった14試合は、54打数10安打で打率・185と苦しんだ。本拠地の甲子園であれば、室内練習場などを利用して、早出や居残りで練習ができる。だが遠征先ではホテル内での素振りといった形に限定されてしまう。チームが打撃不振でスタートダッシュに失敗した要因として、練習環境も挙げられていた。

 近本は21日・広島戦から5試合連続でスタメンを外れたが、その期間でスイングを修正。4安打を放った中日戦では開幕当初の強引に引っ張り込むイメージから、センター方向を意識した本来の打撃スタイルを取り戻した。

 この日は都内で静養し、体と頭を整理。井上打撃コーチは「ヤクルトだって(順位は)上にいるわけだから、たたきたいという気持ちはさらに強くなるし、神宮でダンマリということがないように」と打線に奮起を求めた。今季初の貯金「2」へ、背番号5は自信を持って打席に立つ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス