【藤田平氏の眼】阪神・福留の2犠飛 ベテランの読みが生きた
「阪神11-3中日」(19日、甲子園球場)
阪神・福留が3安打、2犠飛で4打点という結果を残した。ヒットのところはもちろんだが、ベテランらしい読みが生きたのが2犠飛だろう。
最低でも外野フライ-というケースで相手バッテリーがどう攻めてくるかを読み切って、得点につなげていった。
起用法において首脳陣が、福留のコンディションを優先させてくれ、そこで結果を出すことで責任を果たす、といういい流れができている。
この日は糸井、ボーアがスタメンから外れた。これから夏場に向かうにつれて、ベテランや外国人選手に関してはこういう起用が増えてくるだろう。その中で勝ちを拾っていくことが今後、重要になっていく。
こうしたベテランに加えて、チームのバランスを保っているのが糸原の存在だ。
3打席目までしっかりと四球を選んで相手投手にプレッシャーをかける。4打席目のヒットも含め、この日はチャンスメークに徹した。
かと思えば、前日までの試合では得点源としてのバッティングもできる。近本の状態がまだ上がってこない中で、チームを活気づけるという役割も糸原が果たしている。快進撃のキーマンと言っていい。
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