阪神・矢野監督「この負けは仕方がない」球児への信頼不変「またいってもらう」

ヤクルトにサヨナラ負けを喫し、唇をかみしめながら引き揚げる阪神・矢野監督(撮影・田中太一)
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 「ヤクルト3-1阪神」(25日、神宮球場)

 阪神の矢野燿大監督は試合後、痛恨のサヨナラ負けに野手の奮起を求めた。

 試合は七回、先発の秋山から岩崎の好救援でつなぐと、八回、梅野の1号ソロで先制した。最少リードをスアレスも無失点で守り抜き、九回は守護神・藤川をマウンドに送り出した。

 あと1アウトから、西浦にサヨナラ3ランを被弾。指揮官は「最後は球児に任せるというところで、この負けは仕方がない」とし、「またいってもらうよ」と、変わらぬ信頼を口にする。その上で、わずか1得点の野手陣に言及した。

 「チャンスがあったというか、チャンスすら少ないのでね。もっと点を取らんとね」

 三回は1死三塁の好機で、近本が捕邪飛、糸原が一飛に倒れた。五回には、先頭のボーアが中越え二塁打を放つも、木浪が三邪飛、梅野、秋山が連続三振で好機をつぶしていた。開幕から6試合で、わずか10得点と波に乗れない。

 これで2カード連続の負け越しとなった。開幕から6試合を戦い、1勝5敗。早くも借金4、単独最下位と浮上の兆しが見えない。

 26日からは横浜に場所を移し、好調・DeNAとの3連戦。矢野監督は「始まったばかりなんでね、全員で。1人、1人の状態を上げてこないと、なかなか機能しないんでね。そういう意識でまたやってくれると思うので、何とか流れを変えにいきます」と切り替えを強調し、反撃を誓った。

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