阪神、開幕3連敗で野手のタイムリーなし 井上コーチは「受け身になってしまった」

 「巨人7-1阪神」(21日、東京ドーム)

 阪神が開幕3連敗。巨人との開幕カードでは史上初の屈辱となった。貧打が悪夢の一因となった。打線は3試合で4点どまり。4点のうち3点がソロ本塁打(西勇、原口、近本)で、適時打は19日の開幕戦で西勇が放った1本だけだ。野手は3試合で適時打を放っていない。

 期待度が高かった分、新外国人・ボーアの不振に注目が集まっているが、打線は全体的に低調だ。好調なのはマルテ(打率・333)、糸井(打率・385)ぐらいで、つながりを欠いている。

 この試合も初対戦となった巨人の先発・サンチェスに、5回2/34安打1失点の好投を許して、来日初勝利を献上した。

 井上打撃コーチは四回の攻撃前に円陣を組むなど、対策を講じたが結果にはつながらなかった。「この開幕に向けてみんな頑張って調整をしてきたけれども、ベンチが騒げるタイムリーだったり、勢いに乗れるような一打がなかなか生まれなかったというのは悔しい。120分の3試合ではあるけれども、開幕の重みというのがみんなの硬さを生んだところもあった。アウェイでのスタートの中で、挑戦者の気持ちのつもりが、受け身になってしまったところがあったと思うし、流れを持ってくることができなかった」と悔やんだ。 昨季はリーグワースト538点。得点力不足解消が05年以来のリーグ優勝へのポイントだっただけに、早急に対策を練る必要がありそうだ。

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