阪神・岩貞は6回3失点 四回に悔やまれる2失点

力投する先発の岩貞(撮影・中田匡峻)
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 「巨人-阪神」(20日、東京ドーム)

 先発した阪神・岩貞祐太投手は、6回を投げて4安打3失点。2点のリードを許しての降板となった。

 初回、先頭の吉川尚を二ゴロに抑えたが、続く坂本勇との対戦。初球の144キロを狙われると、打球は中堅後方の大きな飛球に。近本がジャンプするもあと一歩及ばず、フェンスで跳ね返ったボールが転々とする間に、一気に三塁まで進まれた。

 続く丸との対戦では、初回ということもあってか、前進守備の体制を敷かず、二ゴロの間に先制点を失った。

 二回以降は粘りの投球を見せたが、同点に追い付いた直後の四回、先頭の坂本遊に中越え二塁打を浴びると、丸の二ゴロで1死三塁。続く岡本に左翼線を破る適時二塁打を浴び、勝ち越しを許した。

 さらに続く中島を四球で歩かせると、陽は右飛に抑えたが、制球が定まらない。パーラ、炭谷と連続四球を与え、押し出しでさらに1点を失った。

 四回に原口の同点ソロが飛び出し、試合を振り出しに戻した直後の失点。投打のリズムもかみ合わず、中盤に手痛い2失点となった。

 キャンプは先発組でスタートも、オープン戦中に中継ぎに配置転換。さらに新型コロナウイルスの影響で開幕が延期になると、この間に高橋、藤浪とローテ候補の投手が離脱。再び先発に配置転換されるなど、難しい調整を強いられた。

 6回3失点と試合を作り、先発投手の役目は果たしたが、リードを許しての降板となった。

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