阪神ボーア 左アレルギー…宜野座キャンプから実戦18打席ノーヒット

 6回、チャンスに二ゴロ併殺打に倒れ、天を仰ぐボーア
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 「練習試合、オリックス1-1阪神」(13日、京セラドーム大阪)

 なかなか長いトンネルから抜け出せない。左投手アレルギーを発症している阪神のボーア。開幕を目前に、深刻な問題が発生している。

 経験を重ねながらも、左投手が攻略できない。この日も全4打席で左腕と対戦して快音は響かず。これで、沖縄・宜野座キャンプの実戦から左投手相手に18打席立ち、16打数連続ノーヒットとなった。

 左投手に歯が立たない主砲。矢野監督は「初めての対戦でこれからやろうけど。こっちとしてはもっとね。打ってくれたり、かえしてくれたりを望んでいる。見極めている部分もあるし、見ちゃっている部分もあるし。もっと自分のスイングができる回数が増えてきたらいいなというね」と修正を求めた。

 これまで、4番を任されてきたが、この日は実戦出場26試合目にして初めて「3番・一塁」で出場。相手は左腕・田嶋が先発と不安要素を取り除くために絶好のチャンスだった。しかし、1打席目はスライダーにタイミングが合わず空振り三振。四回無死の2打席目でも変化球で中飛に打ち取られた。

 試練のように目の前に立ちはだかったサウスポー。六回無死一、二塁で迎えた3打席目は左腕・山田のスライダーを捉えて鋭い打球を放ったが、二塁正面へのゴロとなり併殺打。4打席目も左腕・海田と対戦し、遊ゴロに仕留められた。

 結果は出ていないが、苦手意識は一切ないと言う。「特に投手が右だから左だからというのは意識はない」と以前、左投手についての考えを話していた。だからこそ、結果を見せてほしい。

 打線のカギを握る主砲の打棒。巨人との開幕カード3戦目には、左腕のメルセデスか田口の登板が見込まれている。残り1週間しかないが、本番までに“左アレルギー”に別れを告げたい。

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