阪神投手陣に明暗 アクシデント明けの藤川好投に一安心 エドワーズは乱調

 9回、広島打線を無失点に抑えガッツポーズを見せる藤川(撮影・田中太一)
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 「練習試合、広島8-1阪神」(9日、マツダスタジアム)

 阪神の投手陣に明暗が分かれた。先発の青柳は不安を残す内容。四回までは快調にスコアボードに0を並べていったが、五回に4連打を浴びるなど4失点し、この回で降板した。開幕2カード目初戦・23日のヤクルト戦(神宮)に先発することが決定的だけに、ここから立て直したい。

 自慢の中継ぎ陣も失点を重ねた。2番手の能見が2本の適時打を浴びて1回2失点。続くエドワーズに至っては、5連続の四球で1イニングを持たずに降板となった。

 一方、八回にマウンドに上がったスアレスは最速155キロをマークするなど、あっさりと三者凡退に打ち取る好投。そして、虎党を安心させたのが九回に登板した藤川球児だ。

 腰の張りを訴えて3日の広島戦(甲子園)で緊急降板。アクシデント明けの登板となったが、先頭の安部を146キロの直球で左飛、続く長野を144キロ直球で三飛、最後は三好をフォークで空振り三振に斬り、三者凡退に抑えた。

 打線は広島投手陣から1点を奪うのがやっと。北條が4試合連続安打となる適時打を放ち、好調ぶりをアピールしたものの、クリーンアップを固めたマルテ、ボーア、サンズの助っ人3人衆『MBS』は無安打に終わっている。

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