阪神・岩貞 熊本地震から4年「野球を通じて貢献したい」故郷に希望を与える
阪神の岩貞祐太投手(28)が17日、甲子園で自主練習を行い、オンライン取材に応じた。この日、ウエートトレーニング、ストレッチ、キャッチボール、内野ノックなどのメニューを消化した左腕。調整後、素直な心境を吐露した。
「やっと練習ができるようになっているんですけど、まだまだ開幕も見えていませんし、国全体が外出自粛というところで、まだまだ気を引き締めていかないとなという思いが強いです」
活動休止期間も自宅での体幹トレーニングやベランダでできる練習で調整していた。屋外で練習ができなかった3週間弱のブランクは特になく「できることは一応やっていたので、外に出て思った以上に動けているかなと思います。体力も落ちていないと思います」と自信を見せた。来週にはブルペン投球を再開させることを目指している。
4年前の4月14日には熊本地震が起こった。同県出身の岩貞は実家が被災するなど、影響を受けた忘れられない一日だ。時が経過し、町が復興してきている。「毎回地元に帰る度に道がキレイになっていたり、新しい家が建っていたり、復興しているなと思うんですけど、やっぱり今まで通りというか僕の知っている町並みからは変わって少しさみしいところはある…。熊本のみなさんが不自由なく生活できるようになっていることはすごくうれしい」と口にした。
続けて「でもまだまだと言う部分もたくさんあるので、自分としても野球を通じていろいろと貢献していきたいという気持ちは変わらずにやっています」と力を込めた。今季は中継ぎ転向の可能性がある左腕が、快投を演じて故郷の人々への希望となる。
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