阪神・藤浪、球界初のコロナ陽性 嗅覚障害訴え検査 14日会食の2選手も受診へ

 PCR検査を受けることになった藤浪=16日
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 阪神の藤浪晋太郎投手(25)が26日、新型コロナウイルスのPCR検査を受け、陽性と判定されたことが分かった。NPB所属選手が同検査を受け、陽性判定されたのは初めて。球団によると、藤浪は発熱やせきなどはないものの、症状の一つである嗅覚障害を訴えていた。また、14日に藤浪と共に食事した2選手も味覚障害に似た症状を訴えており、球団は医療施設で受診するよう伝達した。

 藤浪が新型コロナウイルスに感染した。球団によると、藤浪は24日にワインやコーヒーの臭いを感じ取れない嗅覚障害の症状を訴え、耳鼻咽喉科と内科を受診。その際は季節性のアレルギーが原因と診断された。だが、翌25日も症状は改善されず。チームドクターの紹介で別の耳鼻咽喉科を受診したところ、感染の可能性があるとの診断を受けた。即刻、保健所へ連絡され、PCR検査を受ける運びとなり、陽性と判定された。

 藤浪に発熱やせきなどの症状は見られず、訴えている異変は嗅覚だけだった。この日、西宮市の球団事務所で対応した谷本修球団本部長は「本人も元気で(医療施設へ)自分で運転していきました」と説明。比較的症状が軽いため、自宅で待機している状態だった。

 球団は25日にNPBへ藤浪がPCR検査を受けることを報告。一方で電話による藤浪とのヒアリングで、14日に夕食を共にした複数の選手がいたことも判明した。そのうちの2選手が、みそ汁の味を感じないといった味覚障害に似た症状を申し出ているという。

 これを受け、球団は地域医療医師の紹介の下、両選手に医療施設で受診するよう通達。藤浪と同様にPCR検査が必要と判断されれば、改めて球団から発表される方向だ。

 この日は鳴尾浜で予定されていたソフトバンク2軍との練習試合が中止となった。試合前練習が行われている最中での決定だったが、前日25日にソフトバンク側へ事情を説明しており了承された。

 チームは藤浪の検査結果が陽性と判定される以前に、4月1日までの活動中止を決定し、球団事務所も閉鎖することを決めた。陽性判定前に「(新型コロナ感染なら)まかり間違ってもクラスター、爆発をしないように慎重に対応を」と話していた谷本球団本部長。所属選手が感染するという恐れていた事態になったが、今後はさらなる感染拡大を防ぐために全力を尽くす。

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