阪神・中田が5回4安打3失点 キレある投球、制球に課題
「オープン戦、オリックス-阪神」(14日、京セラドーム大阪)
開幕ローテを争う中田賢一投手が、移籍後最長の5回を投げて4安打3失点。2本のアーチには泣いたが、キレのある投球で上々の投球内容を見せた。
初回、いきなり先頭の福田を歩かせたが、1死からジョーンズ、ロドリゲスを連続三振に斬って取る。二、三回と毎回走者を置きながら、得点は許さなかった。それでも四回。先頭のロドリゲスに、スライダーをうまく拾われ、中越え本塁打で1点を失う。
さらに五回、2死から福田に中前打を浴びると、続く中川に高めの直球を狙われた。右翼越え2ランで計3失点。要所での制球に課題を残したが、全体的には力感ある投球だった。
前回の7日・日本ハム戦では、3回3安打3失点と課題を残した。矢野監督から「もう一回、見たい」と“追試”を告げられた舞台。この間に、新型肺炎の影響でシーズン開幕がずれ込んだが、絶好のアピール機会で収穫と課題の残るマウンドになった。
阪神の開幕ローテーションは現状、開幕投手が内定している西勇から、高橋遥、青柳、ガンケルまで4人が内定。残る2枠を中田や藤浪、秋山、飯田らで争っている。
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