掛布氏がドラ2井上を絶賛「将来、阪神の中心を打てる選手」
「阪神2軍春季キャンプ」(22日、安芸)
阪神ドラフト2位・井上広大外野手(18)=履正社=が22日、視察に訪れた掛布雅之ハンシン・レジェンド・テラー(64、HLT)から高評価を受けた。23日の西武2軍との練習試合(東部)で「5番・DH」でスタメンデビューする若虎がミスタータイガースの期待にバットで応える。
レジェンドの視線を感じていた。室内でのフリー打撃。「特別意識したというのはないですが見てくださっている、と」。ケージ裏から見守る掛布HLTを感じながら井上がスイングを繰り返した。
素材は申し分ない。井上について掛布HLTは「将来、阪神の中心を打てる選手」と評価。さらに「思った以上にバランスのいいスイング。ボールを上げる角度を持っているし右にも大きいのを打てる。非常に魅力のある選手」。猛虎の未来を託せる可能性を十分に感じさせてくれた。
直接指導はない。それでも、ミスタータイガースの言葉に井上が表情を引き締める。「すごく、うれしいです。そういう言葉は自信につながる」。大先輩からの期待がモチベーションとなっていく。
気力は充実している。井上が掛布HLTからの評価に力強い反応を示す。「そう思っていただけるのなら、それを越えるくらいの気持ちで」。あとは打席で自慢の打棒を発揮していくだけだ。