【岡義朗氏の眼】エラー撲滅3ポイント 練習で意識植え付けろ

 「阪神春季キャンプ」(10日、宜野座)

 内野手が捕球態勢に入る上で、3つのポイントがある。

(1)しっかりと足を動かして打球に入る

(2)打球に対して目線を低くする

(3)グラブを体の前に出し、捕球する。

これを一連の動作でこなしていくが、阪神の内野手は個人差はあるものの、(3)の部分において体に近いところでボールを捕る傾向がある。

 これによって強い打球に差し込まれる、ボールの握り替えがうまくできない、そしてスローイングの際にきちっとステップを踏めなくなる。昨季、リーグワーストのチーム102失策を犯した原因と分析することができる。9日の日本ハム戦では内野手に3個のエラーが出たが、いずれも(1)~(3)の動作ができていないように映った。

 簡単にグラブを前に出して捕ればいいというわけではない。足を動かし、目線を低くし、なるべく体の前でボールをつかむ。この意識を練習で植え付けることが、守備力の改善につながるのではないだろうか。

 実際に午後からサブグラウンドで特守を見たが、久慈、藤本両コーチは課題が分かった上で取り組ませていた。前日のミスを教訓として、選手自身にもレベルアップしていこうという姿勢が見えたのは、非常に良かったと言える。

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