「練習試合、阪神４－８日本ハム」（９日、かりゆしホテルズボールパーク宜野座）

　阪神・守屋功輝投手（２６）がマウンドへ向かうと、拍手が湧き起こった。「練習中の移動時も『頑張れ』とか、すごく温かく声を掛けてくださる。ありがたいです」。キャンプイン前に妻への傷害の疑いで書類送検される騒動があったが、ファンの見つめる視線は温かい。

　しっかりと結果で応えた。最終回に登板すると平沼に中前打こそ許したが、最後は万波から空振り三振を奪った。「ヒットを打たれた球は投げミス。そこ以外はよかったかなと思います」と振り返ったものの、決して満足はしていない。

　「まだ真っすぐの質は上がってくると思う。変化球も含めて、全体的に精度を上げていきたい」。練習後には約２０分間の即席サイン会も開いた守屋。結果を出すことでファンの声援に応えていく。