阪神・矢野監督の肝いり「2番・近本」ノーサインで本格テストへ

 「阪神春季キャンプ」(7日、宜野座)

 阪神・矢野燿大監督(51)が今年初の対外試合となる8日の練習試合・中日戦から「2番・近本」をテストする。昨年の同時期は打順をコーチ陣に一任してきたが、今年は近本の2番起用だけは要望した。今後も適性を見極めるために、対外試合では継続して2番で起用していく方針も示した。

 「近本がどういうふうにしていくのかという勉強もあるし、俺自身も見てみたいのもある。それ以外(の打順)は任せているけど」。温めてきた理想プランの実現に向けて、指揮官は自ら動いた。

 近本は142試合に出場した昨年の先発は1番が108試合、2番が28試合だった。セ・リーグ新人最多安打記録を更新する159安打を放ったが、2番では納得するプレーができなかった。

 「去年は考えすぎてダメだった。自分のバッティングを出してもいいのかなと思う。試せる時期なので」。今年はまず、打力を生かす形で臨むつもりだ。

 矢野監督も近本が模索し、成長する姿を期待する。「それ(2番)がプラスになると思っている。ランナーがいるケースもあったり、視野の広さであったり、いろんなことが関係してくるから」。試合はノーサイン。近本が表現するプレーと、理想をすり合わせ、適性を見極める。

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