阪神ドラ1西純 恒例新人3千メートル走ビリも「伸びしろ」 本田ばりポジティブ宣言

 阪神のドラフト1位・西純矢投手(18)=創志学園=が21日、鳴尾浜の新人合同自主トレで行われた3000メートル走で新人7選手中最下位に終わった。ただ、本人は「伸びしろ」と元サッカー日本代表FW・本田圭佑ばりに前を向いた。また、今年初めて鳴尾浜を訪れた西勇輝投手(29)の練習にくぎ付けになり、目を輝かせた。

 苦しげな表情を見せながらもゴールを目指し、必死に走り抜いた。新人選手毎年恒例の3000メートル走が行われ、別メニュー調整のドラフト2位・井上(履正社)を除く新人7選手が参加。西純は最下位となった。好結果は出せなかったが、右腕は本田圭佑ばりに前向きに捉えた。

 「3000メートル走で最下位だったんですけど、自分の中ではよく走れたと思う。逆に、ここからまた速くなればいいと思っているので、伸びしろかなと思っています」

 昨年12月に行われた体力測定での垂直跳びも最下位。30メートル走も球団トレーナーが「下位の方」と明かしていたが「自分としては良かった」と決して下を向かない。超ポジティブ思考は今後、西純の大きな強みになるかもしれない。

 憧れの「西さん」と初めて同じ空間に居合わせた。自主トレ先のハワイから帰国した西勇が今年初めて鳴尾浜で練習を行い、西純はグラウンドでその姿を目の当たりにした。「今でもハワイにおられると思っていたのでびっくり」と興奮冷めやらぬ様子だった。

 ティー打撃に取り組んでいた西純だが、練習する西勇から目を離さずにはいられなかった。そして圧倒されたのは遠投の制球力。「軽く投げているのに捕手の所にきれいにボールが飛んでいて、捕手も動かず。コントロールのいいボールがいっていたのでさすがだな」と感じ、学びたいと意欲も示していた。

 タイミングが合わず顔を合わせることはなかっただけに「次の機会に」と目を輝かせて待ち望む。持久走ではアピールできなかったが「ピッチングの部分でアピールできたら」と挽回を誓った西純。全ての面の伸びしろを伸ばし、順調な成長曲線を描いていく。

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