阪神・藤浪 自力で先発奪還や!キャンプの実戦「いつでも投げる」
阪神・藤浪晋太郎投手(25)が14日、先発ローテを奪い返すため、宜野座キャンプの実戦で「いつでも投げる」との心構えを示した。矢野監督は「特別扱いするつもりはない」とし、結果と内容を求められるだけに自力で先発の座をつかむ。
「試合への準備はしていくので、いつと言われてもいいようにとは思っています。特にどこで早く投げたいとか、遅く投げたいというのはない。言われたら投げられるように準備していきたい」
昨季は1試合のみの先発登板にとどまった。悔しいシーズンとなったが、また、新たなローテ争いが始まる。「今年だけに限ったことではないし、ルーキーからずっとのことなので」と意識を変えることなく、実力で奪い取ることを強調した。
「ドライブライン・ベースボール」の講習で学んだことを継続する。12月中旬に参加して以降、施設独自の重さが異なるボールでキャッチボールを行っている。この日の鳴尾浜でも実践し「今のはいいボール!」と感触に納得する場面もあった。
「極力(通常の)キャッチボール前に取り入れていけるように」とキャンプにもドライブラインのボールや器具を持ち込む予定。誰もが復活を待ち望む。昨季1勝もできなかった悔しさをバネに、背番号19がはい上がる。