ドラ6小川 故郷神奈川逗子海岸に銅像建てるぞ!野望大きく「沢村賞」

 逗子海岸を背にキャッチボールする小川
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 まるでプロでの活躍を太陽が約束したかのようだった。阪神のドラフト6位・小川一平投手(22)=東海大九州=が4日、神奈川県逗子市の逗子海岸で自主トレを公開。ランニングを始めた途端、曇天から太陽が顔をのぞかせ、海岸、そして小川を照らした。

 故郷の逗子海岸には、石原慎太郎氏の小説「太陽の季節」が芥川賞受賞50周年を迎えた2005年に建てられた記念碑がある。「元々の家が歩いて3分くらいのところにあって、しょっちゅう来ていた。小さい時はボール遊びとかをしていました」。小川にとっては原点とも言える海岸。「記念碑をもう1個建てられるように頑張りたい。沢村賞を取れれば建てられるんじゃないかなと思うので」と大きな野望を誓った。

 この日は市内でのトレーニング後に同海岸でのランニングを公開した。「今はトレーナーさんからインナーを重点的に鍛えるようにと言われているので」と、体幹トレを中心に行ってパワーアップを図っているという快速球右腕。「自分が高校生を引っ張っていけたら。一番に1軍で投げられるようにしたい。まずは1勝。1軍で投げて1勝したい」と支配下指名で唯一の大学生として、1年目の目標を掲げる。

 大学入学直後には熊本地震で被災し、4年春には部員の不祥事によりリーグ戦辞退という経験もした。「熊本も第二の故郷。熊本の人にも逗子の人にも元気を与えられる活躍ができれば」。プロで飛躍することで“故郷”に明るい話題を届けていく。

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