原口 セ特別賞で病院関係者らへ感謝「サポートしていただいて、ここに…」

声を詰まらせながら受賞の喜びを語る阪神・原口文仁=東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪(撮影・出月俊成)
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 「NPB AWARDS 2019」(26日、グランドプリンスホテル新高輪)

 阪神の原口文仁捕手(27)が26日、セ・リーグ特別賞を受賞した。

 先日、兵庫県西宮市の球団事務所で会見し、1月に受けた大腸がんの術後宣告されたステージが「3b」だったことを明かしたばかり。壇上に上がると、原口は真っ先に感謝の思いを言葉にした。

 「この賞をいただくにあたり、球団関係者、病院関係者、治療科の先生方、家族…数多くの方々にサポートしていただいて、今ここに立っています。感謝申し上げます」

 1月8日にプロ10年目の節目として、初めて人間ドックを受診し、がんが発覚した。同月24日に公表し、26日に手術。1週間後に退院した。周囲から見れば、経過は驚くほど良好で、5月8日の2軍戦で実戦出場。6月4日のロッテ戦で1軍昇格すると、即タイムリーと劇的な復帰を果たした。

 6月に復帰して43試合の出場。多くの感動を届けたのと同時に、原口は「少し物足りなく感じています。どんどんゲームに出て、結果を残して、チームに貢献したい気持ちが1番」と話した。そして壇上では、「来季以降タイトルをとって、ここに立てるように頑張ります」と誓った。

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