大山 唯一弾!2年連続MVP 打撃王決定戦V!優勝、シーズンでも頼むデ~

 打撃王決定戦で唯一の柵越えを放ち、喜ぶ大山
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 阪神の大山悠輔内野手(24)が23日、ファン感謝デーで2年連続のMVPに輝いた。タイガース打撃王決定戦に参加すると、ラストスイングでファン待望の一発を記録。「(今度は)試合に勝つことで喜んでもらいたいですね」。若き主砲が、笑顔で右拳を挙げた。

 打席から5メートルほど下がった位置でトス打撃を行い、一人5打席で競い合う打撃王決定戦。陽川、近本、中谷、秋山、原口はいずれも柵越えゼロ。最後の挑戦者となった大山は2打席フェンス上部にぶち当てる大飛球を放つも…なかなか虎党の待つフェンスを越えられない。MCからは「柵越えが見たい」の声も飛んだ。残すは、最後の一振り。スタンドが静まり返った。

 大山がバットを強く握る。最後の見せ場だ。豪快にフルスイングで白球をはじき返すと、大きな弧を描き、左翼ポール際に吸い込まれた。文句なしのMVP獲得に、報道陣にも「2年連続MVPです、ありがとうございます」とぺこり。最後は「記者の皆さんにいいように取り上げてもらえるように頑張ります」と活躍を約束した。

 11月の甲子園に、暖かい日差しが降り注ぐ。この日かけた唯一のアーチに、観衆は大歓声で球場を包み込んだ。大山は言う。「時間はあるようでないので、無駄にしないように頑張りたい」。見据えるのは来季での一撃だ。貪欲な姿勢に、2020年の成長は約束される。

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