伊藤和「悔しい思いしかない」 4月に腰を手術で1軍登板ゼロ 100万減でサイン

契約更改交渉を終え、厳しい表情で会見する阪神・伊藤和雄=阪神球団事務所(撮影・高部洋祐)
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 阪神の伊藤和雄投手(29)が20日、西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、100万減の750万円でサインした。(金額は推定)

 今年2月の春季キャンプは1軍に参加。矢野監督から高い評価を受けたが、腰の張りを訴え4月に腰椎椎間板摘出術を受けた。今季は1軍登板できず「今年1年、投げられなくて悔しい思いしかありません」と言葉を絞り出した。

 リハビリに励みながら実戦復帰を果たしたのは、9月21日のウエスタン・オリックス戦(鳴尾浜)。ウエスタンで2試合に登板し1勝1セーブ、防御率3・00だった。昨季まで鳴尾浜などで共に切磋琢磨(せっさたくま)した島本や守屋が1軍で台頭。「リハビリが苦しかったのですが、その支えになりました」と同僚の活躍に刺激を受けている。

 来季に向けて「一番は体を強くすること。筋肉を大きくして体幹のトレーニングを」。巻き返しの20年へ鍛錬を重ねていく。

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