近本“二刀流”でレベルアップ 2本のバットで打力向上だ

 阪神・近本光司外野手(24)が30日、打撃向上へ秋季キャンプに2本の新バットを持ち込んでいることを明かした。短尺バットと軽量バット。来シーズンへ向けて、さらなるレベルアップを図る。

 「自分のいいところを伸ばしていこうというのをしっかり。僕の良さを殺したくないというか、打って出塁したいという気持ちがあるので」

 プロ1年目の今季は、143試合に出場して打率・271、出塁率・313で9本塁打、42打点をマーク。一方で、四球はチーム7位の31個と少なかった。課題は明確だが、出塁率アップへ四球を増やすのではなく、打力をさらに上げることに集中する考えだ。

 操作性を高めるために、70センチ前半の短尺バットを活用する。「短いバットはすぐにバット(手首)が返ってしまうので。今シーズンはセカンドゴロとか打ち損じがあったので、適切なところで返るようにやっていきたい」と体に覚え込ませる。

 本来よりも120グラム軽い790グラムの軽量バットはスイングスピード強化が目的だ。全体練習後の自主練などで振り込み、鋭いスイングを身につける。

 真価が問われる2年目。最大の武器である走力を生かすためには、出塁率アップが求められる。新たな相棒と共に安芸の地で鍛錬を積み、収穫の秋とする。

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