中田、矢野監督からは「力を貸して欲しいと…」入団会見【一問一答】

入団会見後、ポーズをとる中田(撮影・北村雅宏)
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 阪神は29日、兵庫・西宮市にある球団事務所で、ソフトバンクから無償トレードで加入した中田賢一投手(37)の入団会見を開いた。チームとして今オフの補強第1弾。背番号は中日時代と同じ「20」に決まった。

 【以下、一問一答】

 -今の気持ち。

 「今年ソフトバンクで1年やっていたのですが、なかなか1軍の力になれず、タイガースさんに声を掛けて頂いて。しっかりしたプレーを見せたいと思います」

 -移籍の話を聞いたときの心境。

 「なかなか1軍で投げられない状態でもありましたので、こういう形で呼んで頂いて、とりあえず、すぐ切り替えというか、次に向けてしっかり頑張っていかないといけないな、という。早い段階で切り替えられた」

 -地元・福岡を離れることに迷いは。

 「まだ現役がしたいという気持ちの方が強かったですし、投げたい、投げられると思っていました」

 -移籍が決まって連絡を取った阪神の選手は。

 「福留さんには連絡させて頂いた」

 -どんな言葉を。

 「すごくビックリされていたので。『頑張ろうな』と」

 -奥さんからの言葉は。

 「妻は本当に、こちらで仕事でお世話になって。まず現役を続けられることに喜んでいまして」

 -タイガースのイメージ。

 「中日で投げさせて頂いていたんですけど、球場全体で相手に向かっていくというという感じ。甲子園球場で投げる時はすごく苦労して投げていた記憶がある。今年のレギュラーシーズンの最後は連勝で、粘り強いチームだと思っています」

 -ファンもタイガースキラーのイメージが強い。

 「僕自身は一生懸命投げていただけなので、また新たにどちらかのチームのキラーになれるように頑張っていきたい」

 -矢野監督と話は。

 「お電話頂きました」

 -どんなやり取り。

 「思い切って、やってほしい。タイガースに力を貸して欲しいというような言葉を頂きました」

 -矢野監督のイメージ。

 「選手一丸じゃないですけど、ベンチでも感情が出るという感じ」

 -矢野監督の現役時代には対戦もある。どんな印象。

 「イメージとしては外のスライダーをセンター前に打たれるイメージがあります」

 -本拠地が甲子園になる。

 「やっぱり野球の聖地だと思っていますし、阪神園芸さんの管理がなされていて、すごくキレイな球場だと思います。マウンドも、何かで見たんですけど、ピッチャーに合わせて硬さとかも変えてくれると。投げやすくして頂ける球場になるんじゃないかなと思います」

 -どんな姿を見せたいか。

 「まずはチームの力になれるように。それが一番で、監督、コーチの方が望むなら、先発であろうが、中継ぎだろうが、どこでも投げたい」

 -若いメンバーが多い阪神の投手陣。能見、藤川に次いで年齢的には上になる。役割的には。

 「まだ皆さんの顔を見たわけではないので、なかなか分からない状況ですけど、ホント早くチームに溶け込んで色んな方とコミュニケーションを取れるように」

 -背番号が20番。

 「ルーキーでドラゴンズに入団したときに20番だった。すごく自分の中で愛着ある番号を頂いたのでうれしく思います。プロ生活15年なんですけど、ルーキーのようにハツラツとした気持ちでマウンドに上がりたい」

 -ファンにメッセージを。

 「来季から阪神タイガースでプレーさせて頂きます、中田賢一です。矢野監督を胴上げするために、ファンの皆さんと喜べるように。そのためにしっかり一球一球、投げ込んでいきたいと思います」

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